新井選手からの報告!2020年全日本ラリー選手権第3戦 NISSINラリー丹後2020

新井選手からのラリー報告を4か月振りに頂きました!コロナの影響でラリーの中止が度重なり心配していましたが、無観客でのラリーではありますが実施されて良かったです!

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・開催日程 2020年8月1~2日

・開催地 京都府丹後市周辺

・主催者 オートスポーツクラブ シンフォニー、JMRC

・路面   ターマック

・エントリー 全日本クラス53台 内 JNI 8台

・走行距離 総距離323.42KM スペシャルステージ122.32KM

         ロードセクション201.1KM

・天候   快晴

・気温    27度から36度程度

・リザルト  JN1クラス    3位(新井大輝)  4位(新井敏弘)

今年はコロナの影響で、3月の実質第1戦だった新城ラリーから4か月以上ぶりの開催となった。

例年5月中旬の開催のためそれほど暑くもなく快適にラリーが出来たのだが、今年は梅雨明けと重なり暑くて過酷なラリーとなった。またコロナの影響で無観客となった。

コースは丹後半島縦断林道を使用しているため距離も長く道幅も広い場所、狭い場所と低速コースから高速コースまでと千差万別な環境の中競技は行われた。

前回のラリーから時間が空いてしまったが次のラリーがターマックなのかグラベルなのかが決定されなかったため車両テストも出来なかったが6月後半にこの丹後ラリーの開催が決定されたためその後のターマックのテストを重点的に行った。

まずサスペンションの見直しを行いKYB様から新しいサスペンションが作製されラリーの1週間前に届いた。

またトランスミッションの中にあるリミテッドスリップデフの見直しを前後とも行い最適なトラクションが出せるようにセットアップを行った。

これにより体感的には旋回スピードが上がりコーナー出口での脱出スピードは上がった。

しかし今考えてみると6月下旬から7月の後半までほとんど雨が降っていてまともにDRYのテストが出来ていなかった。

それが最後のサスペンションテストにも出てしまった。完璧なDRY条件の中で走れず多少WET路面での動き等を考慮して選んでしまった。

この状況の中でラリーはスタートしたのだが、SS1からあまりにもマシンが滑りすぎて走れない。

路面μが低いものもあるのだがそれにしても酷い。

同じタイヤを履く奴田原選手にキロ1秒の差がついてしまった。運転レベルだけの話なら大輝は速く走ってもいいはずなのだがこのクルーもほとんど同じタイムとなった。

このためここからサスペンションセッティングからデフ、ホイールと色々なものを試しながらのラリーとなった。

またこのセクションが4本走る長いセクションだったためクルー自体で触れる部分は少なく、サスペンションの調整ぐらいしかできない。

それでも走るたびにサスペンションを調整し何とかキロ0.7秒ほどまで詰める事は出来た。

しかし、根本的な解決は出来ずお昼のサービスで大きく変更する事となった。

まず私と大輝のゼッケンが続き番号のためサービス時間が重複してしまい作業的な制約を」受ける。そのため同じ大きな作業は出来ない。今回は両チームで違うアプローチをしながら使用を変更した。

両者スプリング交換とホイールの交換を行った。これは最低限の変更でそこに各車車高の変更やサスペンションの減衰力の変更を行った。

そして午後のループに向かった。

車両は乗りやすくはなかったが未だ限界付近の動きに違和感がある。

案の定最後のSSの高速コーナーでコースアウトし側溝にヒットしパンクしてしまった。

ここで15秒程度ロスしてしまった。

結果1日目を終えて3番手、4番手で終了した。

この日の最終サービスで私はミッションを交換しフロントデフの仕様変更を試すことにした。

また大輝車はサスペンションを以前使っていた物に全て変更し様子を見ることにした。

結果2日目の最初のループで大輝車は少しだが早さを取り戻した。

逆に私の車両は昨日の悪いところが顕著にでて高速コーナーでリヤが滑り出しそのまま崖にめがけて一直線にむかったため耐えてスピンさせ内側の山に乗り上げて止めた。

ただここでフロントにダメージを負ってしまったためこのSSは様子を見ながらの走行となってしまった。そのため20秒以上のロスとなった。

結果、順位が逆転し大輝が3番、私が4番となり最終サービスと最後のループのみを残すこととなった。

最終サービスでは私の車両のフロントを直し不具合がないことを確認したため私も以前のサスペンションに総取替えした。ただこのサスペンションにも多少の変更が入っていたため以前のような性能は出なかった。

大輝車はスプリングを好感して少しでも低迷の糸口を見つけようと色々試したのだがチームの意思疎通がうまく行かずサービス出口で1分の遅着を期してしまった。

そのため最後のループを前に1,2秒戻し、その差は0.9秒となった。

結果SSでは両者前回アタックとなりここでは大輝に2,3秒先行され結果3,2秒差となり、大輝3位、私が4位となった。

今回、準備時間があり色々試してすべてが裏目に出てしまう形となってしまった。

特に梅雨の中でのテストとなると天候に左右されDRYの天気を見つけてのテストがうまく行かず、またテストコース自体もあまりにもサーキット化しすぎて根本的なセッティングが間違ってしまったようだった。

色々な点でチームの中にもまたテスト方法にも問題が起きて改善点も多く見つかったのでこの失敗を二度と繰り返さないように気を引き締めて後半戦を頑張っていきたいと思う。申し訳ございませんでした。

アライモータースポーツ

新井敏弘

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今回のラリーは新井選手にとってほろ苦いものとなった様ですが、次もがんばってください!ずっと応援しています!!

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