オートグラスがスポンサー契約をしている新井選手から報告を頂きました!
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・開催日程 2022 年 6 月10~12 日
・開催地 群馬県高崎市周辺、藤岡、甘楽 下仁田周辺
・主催者 MOSCO.JMRC群馬 その他
・路面 ターマック
・エントリー 全日本クラス65 台 内 JN1 18 台
・走行距離 総距離455.01km スペシャルステージ125.54km
ロードセクション329.47km
・天候 10日 曇り時々晴れ 11 日曇り時々雨 12 日晴れ時々雨
・気温 15 度から25 度程度
・リザルト JN1クラス 新井敏弘 リタイヤ
今年も群馬での全日本ラリー選手権モントレー2022 が 6 月の梅雨の中開催された。
今年は アジア・パシフック選手権も併催となり海外からの選手も参加した。
主会場も昨年の高崎Gメッセがコロナワクチンの大規模集団接種会場に設定され ていることから 今年は富岡市の群馬サファリパークに変更されて行われた。
場所的には Gメッセほどの広さがないためサービスパークはかなり混雑した 配置となっていた。
梅雨時期もあり レキ(下見)からほとんど路面は濡れて所どころ山から泥や落 ち葉が流れ出し路面状況はこれ以上無いほど悪化していた。
その為ドライビングはかなり難しくなると予想された。
また 今回使用された SS2,SS4はかなり古いみかぼスーパー林道を使 用しいる為 舗装道路に大きな穴が開きそこを砂利で敷き詰めて補修をして いる状況だった。
これを舗装用のタイヤで走るためバーストはもちろんだが殆ど雪の上を走っているのではぐらいのグリップしかなかった。
土曜日のセレモニアルスタートは 群馬サファリパークのメインゲート前で 多くの観客の方々に見送られながら行われた。
今回から 有料ではあるが観客が入れるようになった。
その為土曜日は生憎の 天候だったが多くの人が見に来てくれた。
そして 今回 アジア・パシフィック選手権との併催のためゼッケンは 9 番と普段より若干遅いスタート順となった 。
そして 前回丹後ラリーでのダメな部分が明確に洗い出しできたため車両はかなり速くなった事が確認できていた。 その為自信を持ってスタートした。
そして SS1実際走ってみないと結果がわからないのだが なんと 2 番手を1.8 秒放すベストタイムでスタートすることが出来た。
それも 2 番手にはR5スコダのヘイキ・コバライネン選手だったので これによりかなり自信が確信へと変わった。
今まで ターマックでは完全に負けている状況で 酷いときは1kmで 1 秒以上もされてしまった。
また ヤリスに対しても1km辺りで 0.5 秒近く離す事が出来た。
この 2 年間の舗装道路でのパフォーマンスの低さが今回で証明でき 、また 速さ が戻って来たのはこの上ない喜びだった。
しかし 続くSS2が今回の山場だったのだが ここの3km付近で イン側 に落ちていた小さな石に乗り車のラインが 30 センチほど外側にずれてそのまま
立ち上がりに在った橋の欄干に車に側面からぶつかってしまった。
そこまでトップのヘイキ選手より 1 秒以上速かったらしいので少しペースが速すぎたのかもしれないが 自分では無理をしている感じはなかっただけに本当に石一つで終わってしまったようだった。
車両の方は サイドインパクト一発での入力でここまで壊れたのは初めてだが 流石に ロールケージの強さとシートの強さで何とか守れたのだと思う。
今回はドライバー側で私自身が当たったので胸 と腕が痛いぐらいで済んでいる
が ナビの細い女性とかでは 腰の骨が折れたり 胸骨が折れたりして命の危 険があったように思う。
ここまでの頑丈な 車でもこの有様なので 安全に対しては十分な意識をエントラントには持ってもらいたいと思った。
結果ここで今年のモントレーは終了となってしまったが やっと舗装道路でのパフォーマンスがあがりトップ争い出来る状況までになった。
この後は グラベルが2戦続くのだが 何としてもR5スコダやヤリスに一矢報いるためにも SUBARUの強さをアピールしたい 。
今回 使用 した 車は 全損で メカニックが違う車両の製作にとりかかっている 。
そ の頑張りに 報いるために も 優勝を狙ってチーム一丸となって一生懸命努力したいと思っております。
今後とも応援よろしくお願いします。
アライモータースポーツ 新井敏弘
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