2022 年全日本ラリー選手権 6戦 ラリーカムイ

・開催日程      2022 年 7 月 8 日~ 10 日

・開催地      北海道ニセコ町、蘭越 町、黒松内町 周辺 ほか

・主催者      ARK モータースポーツクラブ AGMSC JMRC 北海道 ほか

・路面       グラベル(一部 ターマック

・エントリー    全日本クラス 64 台 内 JN6 クラス 19 台

・走行距離     総距離 398 km スペシャルステージ 78.34 km
         ロードセクション 313.93 km

・天候       8 日晴れ 9 日晴れ 10 日朝雨のち晴れ

・ 気温       22 度から 32 度前後 路面 DRY また 所々 WET

・リザルト     JN 6クラス 2 位

前半5戦のターマックラリーから やっと待望のグラベル第6戦ラリーカムイ
が 今年も北海道ニセコスキーリゾート周辺で開催された。

サービスパークも例年 通り スキー場の駐車場を使用し北海道らしい雄大なロケ
ーションとなっていた。

またコースも例年とほとんど変更はなかったが 1ケ所黒松内町にギャラリー
ステージが設けられた。

今年は 北海道でも雨が多く路面がぬかるんでいる場所もあったほどだった。
また 気温も高く30度超えている時も多かった。

普段のこの時期 だと 湿度の低いカラットした気持ちのいい日が多いはずが 、 じ めじめとした本州の雨季のような天気だった。

また 今回は観客を入れてのラリーとなった。

開催地 が 北海道と いうことで 他のラリー 開催地 からは遠い地区なのだが それ
でも多くの観客が 集まっていた。

今回 車両はモントレーで全損になった都合 から 昨年使用していた VAB をリ
フレッシュして使用した。

また ラリー1週間前に北海道に行き事前テストもすることができた。

そのためサスペンションセッティングはかなり満足いくレベルまで煮詰めるこ
とができた。

ラリーが始まるとまずは SS1 。
今回初めて使用する舗装とグラベルのミックス サーフェイスで道幅も狭く難し
いコース。

ここは 先頭ゼッケンのヘイキ・コバライネンの選手の R5 スコダ ファビアが
ベストタイムを記録した。

私たちクルーは少しサスペンションの硬さに苦労しながらもセカンドベストを
記録することが出来た。

この状態でもタイムが出ることに安堵し 今回は何とかなると確信も持てた。

ただ 前回のモントレーの記憶もある事から 少しだけ慎重にもなっていた。

そして SS2 ここは ハイスピードだが道幅が狭く2台すれ違う事も出来ないほど。

また トリッキーな場所が多い難しいコースだった。

ここで渾身のステージベストを奪取する事が出来た。

この時点でトップに浮上することが出来た。


サービスを 挟んで 午後のループはこのコースをまた走るのだが このサー ビ ス
でサスペンションをフロント を 柔らかくしリアを少し硬く す る 仕様 に 変更 した 。

午前のセットアップでは タイムは出るのだが車の動きが 今ひとつ信用でき
ない部分があったため前後とも柔らかく仕様を変更した。

SS3 では 走りやすいのだがタイムが伸びず5番手タイム。

SS4 では 前走車の埃が酷く 長いストレートでは前が見えずブレーキを踏ま なければならず10秒近いロスを期してしまった。

そのため SS4 では3番時計ながら ヘイ キ選手に12キロで5秒近い負けと
なり総合でも2番手に下がって一日目を終了した。

そして2日目。
朝から雨で埃の心配はなくなった。

そして9秒差からのスタートとなったが 普通に走ってはこのタイム差は縮ま らないため サスペンションセットを昨日の午前中と同じ仕様に変更し乗りやすさよりリスクを取ってタイムが出るセットに変更した。

1本目は少し様子を見すぎて6番手タイムとなってしまったが 続く SS 6では
高速 ステージだったため 限界で攻めベストタイムを記録。

ここでヘイキ選手の車両がオーバーヒート傾向が出てタイムロスし 12秒離 した。

ここでトップとは1,3秒差となり逆転可能な範囲に入った。

続く SS では砂利がすごくスタート順が前の車は砂利に悩まされ5番手タイム
だったが距離が短いためそれほど差は出なかった。


サービスを挟んで2ループ目。
ここでは最初のループと同じ SS3 本を走る。
最初の SS では様子を見ることなく最初から全開走行だったが 距離が短い事 もあり差はほとんど付かない。

そして先ほ どベストタイムを出したステージではヘイキ選手も飛躍的にタイム
を上げきて 2番手タイムを奪取するのがやっとだった。

しかし3番手にいたヤリスの勝田選手は離れて10秒以上のマージンとなった。
ここまで来ると 最後の SS で順位の変動は難しく最後も難なくまとめ 今期最上位の2位で終了することになった。

ヤリスには何とか一矢報いることが出来たが やはりヘイキ選手が乗るスコダ
R5 にはどうにも歯が立たない。

次戦は ラリー北海道。
ここもグラベルラリーで高速コースとなる。
マシンをもう一度見直し 優勝できるように頑張りたいと思います。
よろしくお願いします。

アライモータースポーツ
新井 敏弘

今回は2位という素晴らしい成績でした。新井選手、お疲れ様でした!

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