2021年全日本ラリー選手権第4戦 丹後ラリー2021!

クールベールプレミアムを装着する アライモータースポーツ 新井選手の 全日本ラリー選手権第4戦 丹後ラリーのレースレポートを お届けします。

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・2021年全日本ラリー選手権第4戦​丹後ラリー2021

・開催日程​2021年​5月21日~23日

・開催地​京都府京丹後市周辺

・主催者 モータースポーツクラブ シンフォニー、JMRC近畿 ・路面 ターマック

・エントリー 全日本クラス59台 内 JN1 11台(未出走 1 台)

・走行距離 総距離 293.13km スペシャルステージ 120.66km ロードセクション 172.47km

・天候 22日雨時々晴れ 23日晴れ時々小雨 ・気温 18度から26度程度

・リザルト JN1クラス リタイヤ(新井敏弘)未出走(新井大輝)

全日本ラリー選手権第4戦として京都府丹後半島近郊で行われた。

昨年は コロナの影響で5月から7月に変更され かなり暑い中での開催だったが 今年は例年通りの5月に非常事態宣言の中の開催となった。

チームとしては 新井大輝が 4月のWRCクロアチアで背中を圧迫骨折し全治3ヶ月の診断が出たため欠場としました。

ラリー自体は無観客となりさびしい感じは否めなかったが それでも移動区間には結構なファンの方が待っていてくれた。

昨年はタイヤのグリップに悩まされタイムも伸び悩み苦しい戦いとなったため 今年は事前準備も万端に臨んだ。

しかし​SS1からパンクで出遅れてしまった。 ゴール手前2km付近で 右フロントがバースト。

そのままゴールまで車を運んだが20秒程度のロスとなってしまった。

ステージ自体はそれほど汚れてはなく 石等も出ていなかったので何処でどのようになったのか全く見当が付かないのだがパンクしてしまった。

こうなると このループ自体が3本のSSで構成されているため 既にスペアタイヤを使用してしまうと 残りの2本はかなり押さえて走らなければならない。

結局このループでは5番手、6番手タイムで終了した。 全体的に SSでのタイヤと路面がマッチしておらず終始 車が曲がらない状態が続いた。

そのため​セカンドループでは​サスペンションをかなり変更して望んだ。

しかし サービスを出て SSスタートで待っていると 大粒の雨が路面を覆いだした。 すぐにサスペンションを変更してスタートした。

逆に雨になり他のクルーもドライセットのため ここは少し有利になると思いプッシュした。 しかし スタートして1km付近の高速右コーナーでそこだけ山から水が吹き出し川のように流れていた。

一瞬でハイドロになりそのまま外側の土手にヒットしサスペンションが壊れてリタイヤとなった。

ここだけ​雨が上がった後も川が流れていた。

車両の方は大きなダメージは無かったので そのままサービスパークで修復し2日目のスタートに向けて準備を行った。

そして2日目。 昨日の曲がらない状況を変えるべく サスペンションセッティングを大きく変更した。

今度は曲がりやすくはなったのだが 車両が不安定で高速コーナーでの安心感が無くタイムが出ない。

次のSSでもまたサスペンションセッティングを変更して挑んだのだが どうも車の旋回スピードが速くならない。

こちらが良くなると​こちらがダメのような状態が続いた。 やはりタイム的にも5番手、6番手が精一杯の状況となった。

そして 午後のループでは 気温も上がり路面温度も上がった状況になった。

ここでは 午前よりももっとタイヤのグリップが落ちてタイムも益々落ちてしまった。

結局 今回のラリーでは タイヤのグリップが路面に合わず絶対的なグリップが出ない状況下ではサスペンションのセッテイングを変えても大きな変化が現れない事が判明した。

しかし タイヤの開発はすぐには対応出来ないため 現状では車両側で出来る所を考えて対策するしか方法が無い。

今年になり シュコダのR5車両というWRCのカテゴリーから来たレーシングカーが同じグループで走る事になりかなりの苦戦を強いられることは分かっていたのだが ここにきてヤリスGR4が劇的に速くなってきた。

特に勝田選手のヤリスはメーカー系のワークスチームなので開発スピードも他のチームと比較しても段違いに早くこれからも益々速くなってくると思われる。

現状では5番手6番手で走るのが精一杯の状況だが、挑戦の気持ちを諦めずに常にファンの皆様やSUBARU車に乗っているユーザーの方々が 「WRXで良かった」と思われるように、1戦1戦優勝を狙って果敢に行きたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。​新井敏弘

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●新井選手  お疲れ様でした。  

今回は残念な結果となってしまいましたが、 次戦のモントレーは、新井選手の地元ですので、 何とか巻き返しに期待しています!

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