2023 年全日本ラリー選手権 第 1 戦 R a lly of Tsumagoi

オートグラスがスポンサー契約をしてる新井選手より全日本ラリー第1戦の報告が届きました!

・開催日程       2023 年 2 月 3 日~ 5 日

・開催地        群馬県嬬恋村周辺

・主催者        MOSCO 上州オートクラブ JMRC 群馬 その他

・路面        雪、ターマック

・エントリー      全日本クラス 26 台 内 JN 1 クラス 4 台

・走行距離       総距離 235.58 km スペシャル ステージ 61.12 km
           ロードセクション 174.46 km

・天候         3 日 殆どスノー 4 日スノー 80 グラベル5% ターマック
           15%  5 日スノー 65% グラベル 7% ターマック 28%

・気温         6 度から 7 度

・リザルト       JN1 3 位 新井敏弘


今年も 全日本ラリーが始まった。

ここ 2 年 スノーラリーが開催されていなかったため 2 月にラリーが行われるとシーズ ンオフが短く感じられた。

特に 今年はチームも SUBARU の主導になったため チーム名も SUBARU TAEM
ARAI から SUBARU RALLY CHA LLENGE と変わり 今まで別チームだった鎌田 選手がチームメイトとなって 2 台体制となった。

実は 今年 JAF のラリー規定が大きく変更され 昨年まで混走していた R5 車両との均衡 を図るため JN1 だけ改造範囲が極端に広くなった。


ただそのため 既存のナンバープレートは無くなり 車検は切られ一時抹消状態で仮ナンバーで走ることになった。


これは 将来国交省からラリ ー専用ナンバーが作られる布石でもあるようだ。


現在 世界でも日本だけラリー専用ナンバープレートが無いので 早急に世界基準に合わ せようとしているのだと思う。

こんな変更があったため 今年は SUBARU 自体がチームを作り WRX S4 で走ることにな った。


ただ 改造範囲が大きいため どのように公認を取るのかと等、かなりJAFの中でも揉めてやっと規則が出てきたのがラリー前日となった。

SUBARU としては 新型 WRX S4 の改造範囲が広く 、 中々走るように出来ないので 今 年は 3 戦まで現行の VAB 型 WRX で出場する 予定だ。

ただ 今年はじめからチームとしての活動は SUBARU としての活動として集約されたた め上記の様な体制となった。

ただ 今回 TOYOTA ワークスの GAZOO は欠席。また今まで同じクラスで走っていた ADAV AN カラーの 奴田原選手は JN2 クラスに変更したため JN1 クラスは少ないエントリ ーとなった。


また 昨年の コドラバー である田中選手 もまだ体調が戻っていないため急遽変更して挑ん だ。

私も まだ右手が完全に戻っていないため出場するのに迷いもあったがリハビリも兼ねて 出場することにした。


ラリー自体は 気温も高めなため路面気温も高めなため路面がが出てくることが予想された。出てくることが予想された。

そのため 夜は昼間溶けた雪が水になり、それが凍ってかなり滑る状況になることが予想された。

特に 土曜日のスケジュールが変則でスタートが午後の1時 そのため最初のセクションが2本のSS。

その後 サービスを挟んで夕方のSSが2本 夜のSSがが3本と気温が下がってかなり危険状況でのステージだった。

ラリーが始まるとさすがにハンドルを普段のように回せないため 大人しい運転に終始した。

それでも 2 番時計、 3 番時計と それほどトップの鎌田選手に離されず着いて行くことが出来た。

そして サービスを挟んだ夜のステージでは 2 本のベストタイムを記録し 2 番手の R5 車両のスコダに 0.1 秒差までつめることに成功した。

LEG 2の 2 日目。
スタート順が 3 番手となったのだが 前日の夜に雪 が降りスタート順がかなり優位に運ぶ 展開となってしまった。

しかし 2 日目の最初の 2 本で逆転し 2 位に浮上した。

この日も 気温が高くサービスパークでも 6 度ほどになっていた。


そのため 2 本目からターマックが多く露出し 2 ループ目は完全に R5 の路面となり 2 本で逆転を許してしまった。

特に 最後の SS では スタート時点で 0.1 秒 差だったため 腕がよく動かないのも忘れて 全開走行。

しかし 左の低速コーナーでカウンターが遅れてスピンを期してしまった。


バックし切り返しを行ったため 15 秒程度のロス。


ここで勝負はついてしまった。

初戦で 3 番手となり ポイントも取れたこと またハンドルを早くまわすことにより腕の リハビリにもなり確実に腕の稼動範囲は広くなった。

次戦から 車両をレギュレーションに合わせてアップデートする予定。
なので 戦闘能力もあがり R5 車両や ヤリスの R5 車両コンセプトと対等に 走れるかどう か楽しみでもある。

その前に体を完璧に治して挑みたいと思う。
応援よろしくお願いします。

アライモータースポーツ
新井敏弘

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新井選手、お疲れ様でした!腕のけがもだいぶ良くなられて良かったです!
第2戦もがんばってくださいね!