夏バテぎみの愛車に!季節の変わり目にお手入れを

長かった梅雨から一気に猛暑が続いた夏も、終わりに近づいている。
この夏、海・山・川など遠くへ旅行したり、帰省したりとクルマで出かけた方も多いだろう。
夏の疲れを感じている今日この頃、同じようにクルマも暑い日差しによってダメージを受けている。
今回は夏の終わりにするべきメンテナンスについて。

 

メンテナンスの基本「洗車」

たくさん活躍したクルマ、まずは洗車をしよう!
特に夏場のクルマのボディはとても高温になりがちで、洗剤や洗い流した際の水滴が拭き取る前に蒸発してできた「水シミ」がボディを傷める原因となるなど、注意が必要だ。
いくつかのポイントやコツを意識しながら洗車してクルマをいたわろう。

 

<ポイント1>「きめ細かい泡」でいたわり洗車!

まず重要なのが、洗車するのに使うシャンプーの泡立て。
「きめ細かい泡」がポイントとなる。スポンジなどでこすった際にボディに傷が入りにくくするためだ。
泡立てのコツは、規定量のシャンプーをバケツに入れ、ホースの先に「ノズルガン」をつけて強めの水流を使い、思いっきり撹拌すること。これで泡がきめ細かくなる。
洗剤は、市販されているクルマ用のものであればなんでもOK。
クルマ用洗剤以外では、油汚れが取れるからとアルカリ性の住宅用洗剤などを使うのは塗装を痛めるのでNG。
また、泡切れの観点から中性であっても台所洗剤を使うこともおすすめしない。

<ポイント2>洗う順番

●ボディより先に「ホイール」を洗う

さっそく、たっぷり泡でボディから洗車開始!といきたいところだが、手順としては、ホイールから。
この部分は複雑なデザインを採用しているクルマも多いので、ホイール専用のスポンジがベスト。
専用設計なので狭い部分にもしっかり届き、作業効率もいい。スポンジが薄めの円柱タイプの物もあるが、“スイカバー”のように上部が細い形をしたタイプが使いやすくおすすめだ。
ホイールを洗った後はバケツをキレイに洗い、ブレーキダストなどを除去すること。

●ボディは「上から下へ」洗っていく

ホイールが終わったら、いよいよボディだ。
傷の原因となる汚れを残さないため、汚れを落とす、洗剤をすすぐ、拭き上げもすべて、作業は上から下へ。
まずはノズルガンなどの高圧の水で、ボディに付着したほこりや砂といった汚れを吹き飛ばしておくことがポイント。この作業をしないと、スポンジに大きな汚れがくっついてしまい、ボディをヤスリがけしているような状態になってしまう。
次に泡を付けてやはり、上から下へ洗っていく。
ボディであれば、ルーフ→ウエストラインより上→ウエストラインより下→下回りの順番となる。
汚れがひどいと泡切れを起こしやすいので、こまめに泡をスポンジに付け直そう。泡が減ってきたら再び撹拌してきめ細かな泡を。
ゴシゴシ洗いはNG。塗装面に傷を付けないように、優しくなでるように動かすのがポイント。

 

<ポイント3>拭き上げは接触回数を少なく!

拭き上げる時には、大判のセームタオルがおすすめ。セームタオルは吸水力が高く、絞った時の水切れもいいので作業効率が非常にいい。
大判のセームタオルをめいっぱい広げて、広範囲の水を一気に拭き取ろう。
ドアの内側やリアゲートの内側といった部分も忘れずに。
細かい部分を拭く際は、マイクロファイバーのタオルで、毛先がループになっていない切りっぱなしの毛足の長いものがおすすめ。滑りがよく、毛細管現象で細部の水も吸い出してくれるのだ。
また拭き上げのタオルは、ウエストラインより上用、ウエストラインより下用、ホイール用、細部用の長毛マイクロファイバー、ドアの内側を拭く用などと、部位によって使い分けるのがおすすめ。
なお、プロが拭き上げ時に使うのがブロアだ。ヘッドライトやグリルなどの細かい隙間に入り込んだ水も除去できるからおすすめだ。

 

<ポイント4>仕上げ!簡易タイプのコート剤なら時短でキレイに!

ここまでの工程で、ボディに付着した汚れはしっかりと除去することができた。最後に簡易コーティングで仕上げよう。
最近の簡易コーティングは、時短のために濡れた状態で塗布できるように開発されている。スキルが求められる固形ワックスよりも簡単で、ボディに傷も付きにくいのでおすすめ。
気温が高く、吹きつける際にボディが乾いてしまうような状況では、部位ごとに施工できるように、100円ショップなどの安価なものでもいいので霧吹きを用意しよう。

 

<ポイント5>もうひと手間!細部までこだって、もっとキレイに!

複雑で細かいデザインのグリルを採用しているモデルが多い最近のクルマ。
そんな拭きにくい細部を拭き上げる時に活躍してくれるのが、やわらかめのプラスチック素材でできたヘラだ。
これをタオルでくるんで拭き上げることで、指では届かない狭い部分に入り込んだ水や汚れを除去することができる。

また普段は見えないが、キレイにしておきたいのがエンジンルームだ。
自分でケアするなら、清掃は堅絞りしたタオルで水拭きすることが基本となる。
拭き上げたあと、樹脂部品のツヤを出すケミカルを使用すれば、保護と見た目向上も可能だ。

 

<特に注意したい夏の洗車ポイント>

気温が高い、または直射日光が強い時期は、洗剤を付けたところからどんどん水洗いして拭き上げていくのがポイントになる。
そうしないと、暑さで水分がどんどん蒸発してしまい、洗剤が落ちにくくなったり、せっかく洗車した部分にイオンデポジット(水シミ、ウォータースポット)ができてしまうからだ。
せっかく洗車をしても「水シミ」を作ってしまっては苦労が水の泡になる。
水分がすぐに蒸発しないよう、なるべく日陰で。洗ったところからこまめにどんどん拭き上げていくことで「水シミ」ができるのを防ごう。

 

その他のボディの手入れ

●夏の強い陽射しによる水シミ(イオンデポジット)対策

「洗車のポイント」でも述べた「水シミ」。
通り雨のあとに強い日差しを浴びるなどのケースでできることが多く、夏場は特に注意が必要だ。
まだ軽症の段階であれば、水で濡らしてふやかしてから、カーシャンプーなどで洗えばとれることもあるが、しっかりと付いてしまった場合は、ミネラル分などの硬い成分で構成されているため、水洗いでは落ちず、コンパウンドで磨く(濃色車はおすすめしない)か、プロが使用するような酸性のケミカルでないと落とすことは難しい。見つけたらすぐ対処しよう!自分で難しければプロに相談を。

 

●夜間走行後にありがちな虫のこびりつき対策

夜間走行でフロントまわりに付着した虫の死骸。虫の体液にはたんぱく質が含まれているうえに粘着性が強いため、クルマを炎天下に長時間置いておくと簡単に落とすことができなくなってしまう。
そのような場合、虫の死骸にたっぷりの水をかけてふやかして(水を含めたタオルでパックするのでもOK)、毛糸を丸めた物で軽く擦ると取れやすくなる。
洗車後は必ずボディにコーティングすること。虫の死骸がこびりつきにくくなり、汚れも落としやすくなる。

 

●海へドライブした後はサビ防止策を

海辺のエリアに出かけたなら、ボディを大量の水で洗い流そう。砂はほかの汚れと違って硬くて鋭利なもの。砂が付着したままボディをこすれば間違いなく傷だらけになるので、触らずに、まずは、真水で洗い流すようにしよう。
海水が付着している場合はサビの発生もありえるので、洗車のついでに車体の下まわりも水をかけるとベター。
自分でケアする場合には、水圧強めのホースで水をかけて、塩分を取り除くようにしよう。

 

●放置すると厄介なブレーキダストのケア

夏のロングドライブで長距離を走ったクルマのホイールには、ブレーキをかけたときに摩擦で削れて発生する金属の粉塵「ブレーキダスト」がいっぱい。
付着したらその日のうちにカーシャンプーなどで掃除しておけば、落ちにくくなるということはほぼないが、放っておくと落ちにくくなりがち。
放置すると、鉄粉がホイールに突き刺さってサビることで取れにくくなってしまうのだ。
そんな場合には、ブレーキダストクリーナーを吹いて5分程ほど放置。スポンジやブラシなどで擦って掃除するとキレイに落ちるはずだ。
塗装面に刺さった鉄粉を除去するには”粘土”を使うのもおすすめ。

 

車内の手入れ

●室内清掃は拭き上げメインで!

室内清掃は、堅絞りした濡れタオルで各部を拭き上げて、乾拭き、掃除機がけの順番で行っていこう。
窓ガラス、インパネといった上部から順番に行い、最後にフロアの掃除機がけをすればゴミを一掃することができる。

ポイントは以下の通り。

●フロアマットは室内清掃の前に外しておくことで、その下までキレイにすることができる。
●内装を拭く時は、何枚もタオルを交換しなくてもOK。堅絞りした濡れタオルで、ドアのスイッチ類など細かい部分まで拭き上げよう。ホコリを絡みとることができるマイクロファイバーがおすすめ。
●サイドウィンドウを拭く際は、少し窓を開けてサッシに入っている部分もキレイにしたい。
●本革シートを掃除する場合は、まず堅絞りした濡れタオルで拭いて、水分を残さないようにしっかり乾拭きすればOK。
●シートの奥に入っているゴミは、刷毛でかき出しつつ、掃除機で吸い込んでキレイにしよう。
●フロアマットを取り除き、シートの下などゴミがたまりやすい部分を掃除機をかける。特に食べカスなどはカビや悪臭に元となるので入念に除去しよう。

 

●夏特有の「ニオイ」対策

夏は素肌が接することが多いクルマのシート。当然、汗が付着することも。
車内の匂いの原因となるのは人の汗以外にも・食べ物のカス、タバコ、ペットの体毛、ホコリなどさまざま。
まず掃除機を徹底的にかけることが重要。
特にシート下や座面の隙間、フロアマット周辺に入り込んでしまったゴミや汚れは見落としがち。雑菌の繁殖が早くなるので、隅々まで取り除いておくようにしよう。
シートの落ちにくいシミや汚れには中性洗剤やシートクリーナーを使うといい。
掃除後はしっかり乾燥させること。最後は消臭剤で車内のこもる匂いを解決。匂いが付着しやすい天井にもしっかりとスプレーしておくことも忘れずに。

●エアコン

この夏もクルマのエアコンが大活躍しただろう。不調を感じている方もいるかもしれない。

<フィルター交換>
エアコンの効きが悪くなった気がする、あるいはエアコンを入れるとクサイ、と感じている方は、まず疑いたいのはカーエアコンのフィルター。もし、一年以上交換していないなら、早速交換してみてはどうだろう。

<内部クリーニング>
フィルター交換してみても解決しない場合は、内部のクリーニングをすれば、雑菌やカビ、汚れが除去され、ニオイを退治することができる可能性が。
カーディーラーやカーショップ等で「エアコン洗浄」を依頼しよう。

<ブロワーファンの汚れ>
上記2つの方法で、大体のカーエアコンは性能が蘇るはずだが、それでもニオイが消えないという場合は、エアコンのブロワーファンの汚れを疑ってみるといいかもしれない。
ブロワーファンはエアコンフィルターの手前にあり、外気を導入している場合は汚れている外気が直接通過。もちろん、内気も車内が汚れていれば、同じこと。
特に10年くらい乗っているクルマや、10万kmを超えるような多走行距離車の場合、常に汚れた空気が通過するファン部分は真っ黒になっている可能性が高い。
自動車整備工場やカーディーラーで確認を依頼してみよう。

普段のこまめな手入れに加えて、ぜひ季節に合ったメンテナンスを。よりよい状態を維持して快適なカーライフを!

 

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